第2回いっちゃんうまい米コンテストの結果発表
平成24年11月18日(日)生活誕生館DILIPA(大阪府吹田市万博公園)において、第2回大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト最終審査委員会を開催しました。 その結果、次の応募米が受賞となりましたのでお知らせいたします。
★いっちゃんうまい賞 1点 【全応募米の中で最も食味評価が高かった米】
(生産地)広島県庄原市
(品 種)あきさかり
(生産者)山内自治振興区米つくり研究会
(価格カテゴリー) Lクラス
★いっちゃんうまい部門賞 2点 【価格カテゴリーの中で最も評価が高かった米】
(生産地)茨城県久慈郡大子町
(品 種)コシヒカリ
(生産者)大子産米販売促進協議会(生産者/磯野三四郎)
(価格カテゴリー) Mクラス
(生産地)群馬県利根郡みなかみ町
(品 種)ミルキークィーン
(生産者)みなかみ町水月夜生産組合(生産者/本多義光)
(価格カテゴリー)Hクラス
★優良賞 3点【各価格カテゴリーの中で2番目に評価が高かった米】
(生産地) (品種) (生産者) (価格カテゴリー)
宮城県登米市 ひとめぼれ JAみやぎ登米 Lクラス
奈良県奈良市 コシヒカリ 的場正隆 Mクラス
兵庫県美方郡香美町 コシヒカリ 田中敬二 Hクラス
(以上 敬称略)
【※価格カテゴリーについて】
このコンテストでは、玄米出荷価格ごとにカテゴリーを3区分し、価格カテゴリーごとに審査を行い、各カテゴリーから2品づつ選定致しました。その6品を最終審査委員会において審査し、各賞を決定致しました。
・価格カテゴリーLクラス 17,999円以下(玄米1俵当たり)
・価格カテゴリーMクラス 18,000円~21,999円(玄米1俵当たり)
・価格カテゴリーHクラス 22,000円以上(玄米1俵当たり)
【応募米数】 306
【審査経過】
①平成24年9月1日~10月31日 応募米の募集期間
②平成24年11月1日 応募米の書面審査(栽培履歴書について)
③平成24年11月5日~8日 第一次審査(玄米による審査)⇒90品選出
④平成24年11月10日~11日 90品の同一条件による精米加工
⑤平成24年11月12日~15日 第二次審査(精米による審査)⇒36品選出
⑥平成24年11月17日(土) 第三次審査(炊飯による審査)⇒24品選出
⑦平成24年11月18日(日)午前 食味官能評価審査(審査委員)⇒6品
⑧平成24年11月18日(日)午後 最終審査委員会
【審査委員】 大阪府内在住 お米マイスター35名
【最終審査委員】
①山崎 邦正 (タレント)
②水野 るみ子(一般来場者)
③川瀬 美登里(大阪ガス)
④河中 義和 (五ツ星お米マイスター/大阪府堺市)
⑤赤井 桂子 (五ツ星お米マイスター/大阪府大阪市浪速区)
⑥田中 義晃 (五ツ星お米マイスター/大阪府東大阪市)
⑦白石 義幸 (五ツ星お米マイスター/大阪府大東市)
⑧畑中 伸洋 (五ツ星お米マイスター/大阪府高石市) (敬称略)
【主催者総括】
第2回目の開催となりました「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」は、大阪府という特定地域の消費者に好まれる米を決めるコンテストであるため、 審査過程においても、「大阪府民の日常炊飯」を念頭におき、同時に「大阪のお米マイスターによる精米」「大阪府民代表による審査」等「大阪らしさ」に細心 の注意を払いました。
また、本コンテストの特長の1つが、応募米を価格帯により3区分することです。現在の流通価格を目処に前回より、1,000円程度髙い区分となりました が、全出品数対比でほぼ均等の比率となり、第一回目の結果で、低価格ランクから「いっちゃんうまい賞」が出たことが生産者の刺激になっているものと推察さ れ、昨年の「広島県」に負けじと近畿をはじめ西日本の各地から応募が増えたことが特長としてあります。
審査過程では、最初から最後まで一切、応募米の「産地・品種」を公開せず、先入観なしの審査を実施しました。その結果、大阪府民のいっちゃんうまい賞は、 「広島県庄原産のあきさかり」に決まりました。2年続けて広島県庄原市の受賞で、価格カテゴリーも最も安いランクでしたし、「あきさかり」という馴染み のない品種名に審査員及び来場客も驚きを隠せませんでした。また、優良賞には、兵庫県、奈良県といった近畿の米も入りました。
このコンテストの結果から、産地・品種ブランド信仰に惑わされずとも全国には、まだまだ実力のある米がたくさんあり、また、消費地によってもお米の嗜好 があることが如実にわかりました。この結果をうけ、私達お米マイスターが、地域の消費者の好みに合った実力ある米を見出し、外食事業者や一般家庭に紹介で きるようにより一層頑張らねばと考えています。